セメント工場では、セメント焼成キルンの補助燃料として廃プラを使用してします。
サークルフィーダは廃プラの供給機として使われており、キルン内の温度を均一に保つために供給精度が要求されますので、ロスインシステムになっています。
アーカイブ: 納入事例
供給物の温度管理が必要な設備
ジャケット式
ケーシングや底盤の外側にもう一層空洞を設け、温風を流す事で内部の温度を一定に保つ事を目的とした仕様。
供給物の特性上、又は設備上供給物温度を管理しないといけない場合に適します。
又、焼却場の設備などで高温の供給物の場合は、冷水を流し温度上昇を抑え、機器を温度から守ります。
テーブルフィーダー方式は接粉部(接触)面積が広い為に粉体の温度管理が容易です。
バイオマスガス化発電設備
設備概要
林地残材を有効活用するバイオマスガス化発電設備にプレ乾燥装置を付加した大型サイロ専用貯槽装置として導入されています。
破砕機で粉砕されたウッドチップをサイロに一次貯留し、次工程の発電設備に供給する過程でプレ乾燥を行います。
特徴
原料のウッドチップをプレ乾燥することで燃焼(発電)効率が上がります。プレ乾燥装置は、廃熱利用なのでさまざまな利点があります。
食品残渣リサイクル設備
設備概要
スーパー・コンビニから出る食品残渣を回収し、家畜の飼料などの加工する設備。
食品残渣は水分を含み粘りがある為、貯留・供給は困難です。
そこで、サークルフィーダが採用されました。
農薬ペレット製造設備
難排出物の塊状湿粉を分配供給
農薬ペレット製造設備や水和性顆粒剤(WDG)の生産工程でサークルフィーダは重要な役割を果たします。塊状の湿粉を混錬機から受け入れたサークルフィーダは造粒機へ連続的安定供給を可能とします。
造粒機の連続的な安定供給は生産性を向上する上で最も重要です。混練機から受け入れられる塊状の湿粉は流動性が悪くブリッジしやすい状況です。さらに最適に混練された湿粉がフィーダ内で必要以上にかき混ぜられたりすることでかさ密度や物性が変化すると製品の低品質にも繋がります。
サークルフィーダは独特な排出機構により難排出物でも物性を変えることなくブリッジを抑制しながら連続供給を可能とし製品の高品質を維持します。
特徴
- 分配供給機能は設備の増産を可能とし、メンテナンスや万一の故障時も操業可能
- 全体的に高さを抑えられ設置スペースの有効活用が可能
- 1台で複数の物性が異なる粉体にも対応可能
- スクリューフィーダでは上記は不可能
繊維のバッチ計量設備
改善前
問題点
1. 繊維がダマになり易く、定量供給出来ない。
2. 繊維がベルトやスクレーパに貼り付き、掃除が大変。
改善後
効果
1. サークルフィーダは、繊維でも定量供給可能。
2. フィーダを開閉出来、掃除が楽。
カセットタンク式フィーダ
少量多品種設備に最適!
概要
複数の原料毎にサークルフィーダ付きホッパータンクを設け、原料を貯留後保管庫に保管。
駆動部一式は現場に設置されており、必要な時に必要な原料タンクをセットして排出します。
特殊機能付加サークルフィーダ
上下昇降式
パワーシリンダ使用によりケーシングと駆動部を自動で昇降できます。
品種替えなどにより内部の清掃が必要な設備に最適です。
車輪付仕様
ハンドルとギアを使い、軽い操作で大型のフィーダを車輪で平行移送できます。
設備の都合で受入場所と供給場所が異なる場合に最適です。
ペレット製造設備
設備概要
樹脂製品の切削工程で出る樹脂粉を、燃料として再利用する為にペレット成形する設備です。
樹脂粉だけでは成形が難しい為。添加剤はつなぎとして使用されます。
押出機への供給
サークルフィーダの採用事例です。
ホッパ内ブリッジは解消され、安定供給。
キャスター付きなので、移動がスムーズ。
スイングボルト付きで、ケーシングの開閉が楽。清掃性UP。
冷凍野菜供給
ロスインでありながら、清掃が簡単!
設備概要
インスタント麺の具を加工する設備で、サークルフィーダは冷凍野菜をフライ機に供給するフィーダとして使用頂いています。
フライ機は品質を安定させるために温度を一定に保つ必要があり、冷凍野菜を安定的に供給する必要があります。
そのためにサークルフィーダのロスインシステムが採用されました。
特徴
ロスインでありながら、油圧ジャッキにより簡単にロードセルと縁が切れますので、計量器を保護した上で清掃作業ができます。
焼酎用甘藷処理設備
工程説明
1.甘藷洗い機 | 入荷したサツマイモを水洗いし土を落とします。 |
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2.選別テーブル | サツマイモのヘタを落とし、均等な大きさに揃えます。 |
3.振り分けコンベア | 蒸煮機(1号機or2号機)を指定して芋の投入を行います。 蒸し上がりを均等にするため、投入量は蒸煮機内のレベル計により、決められた層高になるように工夫されています。 |
4.甘藷蒸煮機(STM) | 蒸煮機では芋を蒸し、コンベアで次工程へ送ります。 記載の蒸煮機はバッチ式ですが、連続式(STMAC)もあります。 |
製鉄ダストリサイクル設備
ダストリサイクルとは
製鉄所内で発生するダストは鉄分を多く含んでいます。
この鉄分を再利用出来るように還元鉄ペレットに加工して高炉原料として再利用されています。
ディスクフィーダが採用されている理由
数種類のダストを混合する事から、品質を安定させる為に連続定量供給が求められています。
その為、この設備ではディスクフィーダを採用頂いております。
ディスクフィーダは文字通り円盤を回転してダストを切り出しますので脈動のない連続安定供給を実現しています。
又、この設備では後接のベルトコンベアスケールから重量信号でフィードバック制御をしていますので、更に高精度の供給を行っています。
発泡断熱材製造設備
混練機への供給精度が製品の品質に直接関わってくるためシーエフΣのディスクタイプをロスインシステムで供給しています。
ディスクタイプのため、脈動が少なく極めて高い供給精度が得られています。
製粉工場における袋詰め工程
プラスチックボード製造設備
設備概要
サークルフィーダCF-500ASは3種類の粉体を一定の比率で混合させるために連続的な供給精度を要求されます。
そのため、ロスインシステムになっています。
食品破砕設備
乾燥野菜の粉砕設備事例
サークルフィーダ サニタリータイプは、食品や医薬品など、サニタリー性が重視される設備でお使い頂いております。
ビール粕処理設備
ビール粕とは
麦汁を濾過した残渣で、麦芽や副原料の粕です。
ビール粕は飼料や肥料などに使われます。
サークルフィーダが選ばれる理由
生粕は含水率が高く流動性が良いが、水分が抜けると流動性がきわめて悪くなり、ブリッジし易くなります。
サークルフィーダはフィーダ底部から全周方向に切り出す独特の構造から、ブリッジを防止しながら安定供給する事ができます。
食品配合設備
概要
A・B・C・D 4種類のフレーク状加工品があり、4種類全てや3種類のみのように配合を変えることにより異なるグレードの製品を造る事が出来ます。
このディスクフィーダは排出口が4カ所あり、内部のスクレーパを操作(電動)することで配合比率を変えることができます。
フスマ用大型貯留サイロ
フスマとは
小麦を精製したあとに残る小麦の皮で主に飼料や堆肥に利用されますが、近年では健康食品や梱包用の発泡材に混合されるなど利用分野が広がっています。
サークルフィーダが選ばれる理由
フスマはかさ密度0.3〜0.4程度と軽く、形が半ドーム状のため圧縮性が大きく大量に貯留すると下層部で圧密しブリッジを起こしやすく貯留が難しいとされてきました。
サークルフィーダはサイロ底部全周に切り出す構造のため、圧力を外周に逃がしブリッジを防止しながら排出します。